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二宮真佑子のブルズびいき

Vol.33 “笑顔の種をまく、精神的支柱に”髙畠佳介

岩手入りしてすでにチームのムードメーカーの要として存在感を示す髙畠選手。            彼の人生のモットーは「笑顔を咲かす人生を」。トーク力は神級で何より持ち前の明るさが周りの人たちの心を明るくする。もちろん、笑顔の種まきはオンコートでも。安定したシュート力で、ここぞという時に相手ゴールに沈めるスリーバタケで会場全体を“笑顔いっぱいの花バタケに”。これまでB2で2度の優勝経験を持ち昇格の味を知り尽くした漢。 髙畠マインドは、チームに活力を与え戦力的プラスを与える存在になること間違いなし。さぁ、みんなで一緒に、全力バタケ・燃えバタケ・羽バタケ〜〜〜〜〜〜!

“集中できる自分としっかりと向き合える環境”

―今季岩手ビッグブルズと2年契約を結んだ髙畠選手。プロキャリア10年を迎える今年プロ選手としてより集中できる環境を。岩手のために戦う熱意と覚悟に溢れていた―

二宮:岩手ビッグブルズへの移籍を決めた理由を教えてください。
髙畠:1つは“環境”の部分で僕自身今年32歳になるので、プロバスケットボール選手としては後10年あるのかって言ったらないと思っていますので、その中でプロ選手としてやるからにはバスケットに集中できる環境でやりたいっていうのがありました。今年は特にそういう思いが強い中で、岩手には専用の体育館やトレーニングルームがあったり、スタッフさんが多かったりって自分がバスケットに集中できる、自分としっかりと向き合える環境だなって感じたのでここに決めました。でもまず1番は、水野社長の熱意やコーチの思い、チームの目標っていうのがしっかりある中で自分のことを必要としてくれているっていうことがすごく伝わってきたことが、1番の決め手になりました。自分もB2からB1に昇格したチームにいたこともあったので、この経験も踏まえて携われるのならばそういうチームにいたいと思いました。すごく使命感を感じていて、やりがいも感じてきているのでその分プレッシャーも不安もありますけど、頑張りたいって思っています。

“誰しも浮き沈みがある。そういう時こそ同じベクトルを持って背中を押せるかが重要”

― 岩手ビッグブルズの目指す優勝、昇格。その景色を2度にわたって経験している髙畠選手は2016-17シーズン島根スサノオマジックで、翌2017-18シーズン秋田ノーザンハピネッツで2季連続の優勝を果たす。この2シーズンで負けた試合はわずか15敗。頂点を掴むために必要なチャンピオンスピリットとはいかにー

二宮: “昇格の請負人”の称号をもつ髙畠選手ですが、チームも大きな期待を寄せているところだと思います。この称号についてはどう感じていますか?
髙畠:恥ずかしいですけどね。誰がつけたんやろって思いますけど(笑)周りの人たちがいてその中にいたメンバーの一人なので僕が特別だとは思っていないんですけど、付けてもらったことにはありがたいと思っています。
二宮:昇格への道のり、チームにとって何が1番必要になってくると思いますか?
髙畠:やっぱり全員が1つのことに対して、フォーカスすることだと思います。これまでキャリアを積んで、小学校からやっている選手もいると思うので自分の考えやスタイルがあると思うんですけど、その中でもチームでやらないといけないこと、1つの勝利に全員が同じベクトルを向けられるのかどうかが大事だと思っています。ただ、毎回それができるかっていうとそれは難しくて、人間誰しも浮き沈みあったり環境の変化だったりあると思うので、そういう時に背中を押し合っていけるかが一番重要です。秋田にいた時は、どれだけ苦しい状況でもやっぱり「全員でやっていこう」っていうのが象徴的だったのでその思いを共有していくことがまず大事かなと思っています。

―髙畠選手の持ち味は安定したシュート力。チームに勢いと流れを引き寄せる3ポイントシュートに期待がかかる。愛媛時代にキャプテンを務めた髙畠選手の牽引力や持ち前の明るさもチーム力を高める大きな主軸にー

二宮:今季の個人のテーマ、目標を教えてください。
髙畠:まず、プレーにおいては3ポイントの成功率を40%以上にしたいです。
それと数字じゃないですけど、チームの基盤・潤滑油になれたらなって思っています。岩手ビッグブルズにきたからには1つ恩返しをしたい気持ちがありますし、このチームを引っ張っていきたいなって思います。それはプレーだけじゃなくて自分は明るくて誰とでも喋れるのでそういう部分をチームの雰囲気づくりに、自分がやれることは全部やっていきたいなって思います。

“彼ら5人は必ず良いエッセンスに”

―そんな髙畠選手がチームメイトの中で注目している選手は―

二宮:髙畑選手自身が、今季ブルズの中で注目している選手は?
髙畑:僕が思うのは、新しく来た選手は僕を含め頑張るのは当たり前だと思っているのでその中で既存の選手たち5人(千葉・仁平・伊藤・横川・安慶)がどれだけ一緒に頑張ってくれるかっていうところが注目したいところです。昇格するってどのリーグにおいても大変なことなので僕らはそれをわかって契約してきたわけで、残っている選手は“来年もこのチームでプレーして上がります”っていう僕らとは感覚が違うと思うので、やっぱり昨シーズンからいる5人は、チームのキーになると思っています。彼らは必ずチームの良いエッセンスにはなると思うので、楽しみです。

“笑顔を咲かす人生を”

―「笑顔を咲かす人生を」。滋賀レイクスターズの練習生時代から胸に留め大切にしている髙畠選手の人生のモットーだ。厳しいプロの世界で心打ち砕かれる思いをしながらも決して笑顔を忘れないある1人の選手との出会いが髙畠選手の心を突き動かす。どんな時でも笑顔を絶やさずとにかく明るい髙畠選手の誕生秘話―

二宮:この言葉が生まれたきっかけはあったんですか?
髙畠:プロになるために大学生の時に滋賀に練習生として入ったんですけど、練習生っていうのは過酷なもので。お給料はもちろん出ないし、昔は厳しくてただ準備だけさせられて練習にも出られないこともザラにありました。“本当にプロバスケットボール選手でいいのか”って思っていて、でもその時に一緒だった1年目の選手が全く試合に出ていなかったんですけどいつでも明るくやっていたんです。その人はやっぱりみんなに好かれていて、周りにいる人もみんな笑顔でいるようにみえて、その時に何かが見えた気がしました。もちろんバスケットボールの実力も大事なんですけど、人柄もあってのことだと思うので楽しむっていうことを大前提にやっている先輩を見て僕もこうやっていった方が自分のパフォーマンスも100パーセント出せるんじゃないかって思ったんです。
二宮:その選手のお名前を聞いても良いですか?
髙畠:本多純平選手(ライジングゼファー福岡)です。本多選手が滋賀で1年目の時で、自分もプロになったら自分のキャラを全面に出してやっていこうって思って、初めてその「笑顔を咲かす人生を」っていう言葉がでてきました。10年経っても笑顔で楽しみたいっていう気持ちがあるので常に心がけています。
二宮:本多選手との出会いは大きかったんですね。
髙畠:ターニングポイントだったかもしれないですね。その時は、過酷な思いまでして給料少ない思いまでしてバスケット選手にならなくてもいいやないかって正直思っていたので。でも本多選手を見て“何でプロの選手を続けるのか”っていう問いに対して“楽しいからやっているし”っていう原点を真っ直ぐ目の前で見せられたって感じでした。

“誰も入ってくれない、入ってこられないテンポで喋っています“

二宮:ご自身の性格は一言でいうと?
髙畠:いやもう、うるさいですよ!そのまんまです!
二宮:今日は比較的。
髙畠:真面目なことは、真面目で。メリハリはしっかりしているタイプです。バスケットもオフェンス、ディフェンスって切り替えがあるようにね(笑)
二宮:実際、どのくらいうるさいものですか?
髙畠:最近は、谷口が大阪出身で僕も滋賀県で関西出身なんですけど2人でいたらもううるさくて体育館入って話してたら、誰も入ってくれない、入ってこられないテンポで喋ってますね。俺らはずっと喋ってるんですけど周りはゲラゲラ笑っていて、オチとボケのやりあいですね。ウエイトしながら喋ってるから「よう喋りながらやれますね」って。でも俺らからした「いやいや、楽しい方がやれるっしょ」って感じやってるだけなんですけどね。

―荒れ狂う関西波に揉まれながらもメリハリある和気藹々とした雰囲気でチームがスタートしている岩手ビッグブルズ。だがその波にのまれないか危ぶまれる選手がおひとり。チームで特にポーカーフェイスと言われている横川俊樹選手。彼について髙畠選手は―

髙畠:トシは、全然入ってこない!今日は練習後にみんなインスタとかフォローし合ったりしてたんです。安慶の場合は“フォローしま〜す”とか言うんですけど、トシは全く言ってなかったのに、さっき見たらフォローされていて。うわ、むっつりやな〜こいつって!!!(笑)
二宮:(笑)
髙畠:いじったろうかなって思ったけどいじったら可哀想やなと思って。まだまだ様子見ですね。彼はまだ若いしプロ2年目なので一皮も二皮もむけてほしいです。そういう部分も気にはかけていきたいですね。

“私服を来ている俺。カフェにいる俺。「リフレッシュしてるやん」って思うんですよね〜“

二宮:バスケ以外で、夢中になっていることは?
髙畠:今はもう絶対“岩手で美味しいお洒落なカフェを探す”っていうところです!しかも、ちょっと人よりも地元の人も知らんくらいのところを見つけたいと思っているので、雪が降る前までに見つけたいなって思っています。
二宮:お洒落は、重要なんですね。
髙畠:かなり重要ですね〜!勝手な感覚なんですけどお洒落なカフェにいる人ってオシャレじゃないですか。やっぱりプロバスケットボール選手やけどオシャレでありたいっていうのがあるんです。そう思った時にオフの時に「私服を来ている、俺。カフェにいる、俺。リフレッシュしてるやん!」って思うんですよね。なんかわかんないですけど(笑)
二宮:お店も服も全て雰囲気を変えて、リフレッシュなんですね。

“え、どこのブランドですか?”と聞かれたらこっちの勝ち“

―プロ選手として身だしなみも意識が高いオシャレバタケ選手。奥様と一緒にパッと目を引く洋服や小物を見つけるのも日々の楽しみ―

髙畠:やっぱりどこで誰が見ているか分からないんでね。ジャージ1つにしても様になっているものを身につけたいなって思っています。最近でいったら練習のリュックを持っていって1発目で「すごいオシャレですね」って言われてすごく嬉しかったですね。ハイブランドじゃないのにそう見せているっていうのがポイントで「え、どこのブランドですか?」って聞かれて“これ、勝ったな”って。「自分で探し」って言います。
二宮:!!!そこは教えないんですね(笑)

“母親譲りの気配り上手“

二宮:明るい髙畠さんですが、意外なところを教えてください!
髙畠:あ〜意外と“繊細”だと思います。悩むとかじゃなくて色々と気を回していると思います。後輩とか雑に扱ったりしてガサツそうやのに意外と色々なこと気にしているっていうところは弱点だと思います。
二宮:弱点?(笑)
髙畠:親が気回る人で。うちの家も昔からよく人が集まるような場所で楽しい空間やったんですけど、大人になって気づいて思ったのは、母親が色々と気を配れて色々なちょうどいい塩梅でなんやかんやしていたからかなって思います。それが勝手に遺伝子で流れているのかなって思います。二宮:お母さん譲りなんですね。

“これ俺が受け継いたろ“

二宮:背番号の由来があれば教えてください。
髙畠:小学校から高校まで背番号が配られる方式で4番からしかなかったんですけど、大学になって初めて0から99までいいってなって。「今までなかった0から3の間にしよう」って思って、パッと思いついたのが3と1やったんですよ。それで番号で迷っている時、ちょうどN B Aのレジー・ミラー選手の引退がわかって、レジー・ミラーは31番でしかも3ポイントがめちゃくちゃ上手い選手。こういうアホみたいな性格なんで『これ、俺が受け継いたろ』って思って31番になりました(笑)レジー・ミラー選手のようになれたらいいなっていう願掛けもあっての31番です。

“全員同じベクトルで!戦国時代で昇格実現を”

―最後に、開幕を楽しみしているブースター・ファンの皆様へ―

髙畠:僕自身すごく楽しみにしています。自分を必要としてくれた岩手に対して恩返ししたい気持ちと絶対B2に上がりたいっていう気持ちが強いです。今シーズンB3はすごいシーズンになると思います。ブースターの方々も絶対にB2にあがりたいという気持ちで応援してほしいし、背中を押してほしいと思っています。全員同じベクトルで歩いていかないといけない、これはブースターの皆さんも一緒だと思っていますので、全員で最後笑えるように熱い声援をいただけたらなと思います。 そして、髙畠をめちゃくちゃ応援してくれたらなって思います。贔屓目で、お願いします!以上です!!
二宮:ありがとうございました。もう“パワー全開髙バタケ”でした!
髙畠:あ、そこは“全開バタケ”にしないとダメなんですよ!
二宮:あ、、、(笑)
髙畠:髙つけると長なるから「全開バタケ」にしないとダメなんですよ〜。うちの先祖に感謝しなあかんなって思ったのは、髙バタケの前に、髙を抜いてなんか入れると全部繋がるんですよ。〇〇バタケって皆さん考えてください!
二宮:わかりました!勉強になります(笑)

―最後の最後まで笑いの花バタケで楽しい時間に。ありがとうございました―

※次回は、#13小松秀平選手です。乞うご期待!

【書き手】
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自動的に生成された説明
■氏名 二宮真佑子(にのみやまゆこ)
■生年月日  1989年7月25日
■出身地  神奈川県横浜市
■経歴   玉川大学教育学部教育学科
2012.4~2015.3 横浜市内の小学校勤務
2015.4~2020.3  NHK盛岡放送局(出演者契約)ニュースキャスター、中継リポーター、番組ナレーション、イベントMC、講演会など幅広く担当。
2020.4フリーアナウンサーとして独立。
2020-21 岩手ビッグブルズアリーナMC
2021-22  岩手ビッグブルズアリーナMC
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