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二宮真佑子のブルズびいき
Vol.3“愛情深きプリンス”上田雅也#00

Vol.3“愛情深きプリンス”上田雅也#00

今シーズン持ち味の3Pで圧倒的なシュート力の高さを見せつけ、冷静的確なアシストでチームの勝利に貢献した。勇ましいプレーを見せる一方で「お疲れ様です」と颯爽と姿を見せた上田選手の手には飲み物とハイチュウミニ。
1粒ずつ食べるのではなく4〜5粒一気に食べるのが上田流。
ソフトな振る舞い、柔らかな表情から「プリンス」と呼び声が高いその理由に迫る。
故郷山口の方言でテンポのいい会話を繰り広げ、上田ワールドを全開にする。

今シーズンを振り返って「一」

上田:一勝に泣かされたし、一勝に喜んだし、あとは首位とも1ゲーム差だったので、
全てにおいての“一”が大事だったなと思ってこの漢字にしました。
二宮:ブルズでの初めてのシーズン。チームの雰囲気はどう感じていますか?
上田:岩手に初めて来て、イメージと全然違いました。埼玉にいる時は、正直ちょっと冷めとるなぁというか、クールだなっていうイメージだったんです。でも、岩手に来たら「みんな、熱ぅ〜」って思って。外から見ているのと、中で経験するのと全然違うんやって思いましたね。

―昨シーズンは、日本人得点ランキングで3位に入っている上田選手。
                今シーズンも圧倒的なシュート力は健在だった―

二宮:今シーズンは、1試合平均の3P成功率44%と埼玉時代を超えてきましたね。
上田:岩手の場合は役割がちゃんと決まっているなという感じがあったので、その分やっぱり楽にシュートを打たせてもらえる部分はあったので、今までよりいい結果が出たのかなっていうのはあります。やっぱり自分は得点を求められていると思ったのでそこはよかったと思います。

―得点力のある選手だと認識される中、変化をつけてより幅広いプレーを展開―
上田:僕右利きなので、左にドライブいく確率って、ディフェンスとしてもやっぱり低いのかなって山を張ると思うんですよ。この岐阜戦の場面でも、左にドライブでいってジャンプシュートでいってるんです。今シーズンに限っては、このパターンが多かったです。

―攻撃面だけでなく、大胆かつ的確なアシストが光る
二宮:これは、ホームでの金沢戦ですね。
上田:釜石の試合で、慎也さんの気持ちがすごく入っていたんです。どうにかして慎也さんに得点獲らせたいなっていう気持ちがあって。ボールもらった時は慎也さんしか見ていないなくて。相手が自分に寄ってきたら、慎也さんに出すって決めていました。
二宮:味方の表情やその日のコンディションを見るのも大切なんですね。
上田:それは見ますね。例えば、今日は、この人特にシュートタッチいいなとか、特に気合い入っているなっていう選手には出しますね。どちらかというと埼玉時代は、得点に集中していたんですよ。たくさん打って勝ったらいいなっていう感じやったんで。
その点今シーズンは、攻撃とボールの配給のバランスが取れていたんじゃないかなって自分の中では思いますね。

弱みは強みに変えたろっ!

―食べる事が大好きな上田選手。オフシーズンは4〜5食食べる時もあったという―
上田:オフシーズンの時にアメリカに行った時があったんですよ。トレーニングも兼ねて行ったんですけど食べすぎて、1ヶ月で75キロから82キロくらいまで太りました。
ほんまにすぐに太るんで、結構いじられるんですよ。
特に、お尻がめちゃくちゃでかいんですよ。でもこれ生まれつきっすよね(笑)

―今までは、痩せることを考えていたものの、ある時、自説を生み出した―
“動ける飛べるデブ最強説”

二宮:これは、上田さんが考えたものですか。
上田:完全にね(笑)僕が唱えています。昔のユニフォームのスタイルは、ダボダボだったので、高校くらいまで結構隠していたんですよ。でも今は短くなってピチピチになっちゃっているので「逆に出してこっ!」って、これで動けて飛べたら最強やろって(笑)

目に入れても痛くない!

―去年11月に長女が誕生し、父親になった上田選手。
          次々に飛び出す子育てエピソードに、娘への愛情を強く感じる―

上田:かわいいですね〜ほんまに。もう毎日一緒に戯れています(笑)
二宮:どんなことをして遊ぶんですか?
上田:朝起きた時とかには、猫のモノマネとかします。
二宮:えっ!?
上田:娘は隣で寝ているので、布団かぶっているところからニャ〜って(笑)
めっちゃ笑ってくれる時もあれば、フンってやる時もあるんですけど、でもこれもまたかわいいなぁ〜って思って幸せです。ほんま、ここだけの話ですけどね(笑)

―上田家では娘さんのオリジナルLINEスタンプを作成―
上田:奥さんが作ってくれたんですけど、ガンガン使いますよ。先輩にも使うし、
真面目な時は使わないですけどね。ちょっとラフな感じの時にはいいかなって。

―家族への愛情は、プレーヤーとしての志にも大きな変化を与えた―
上田:人に対する接し方変わったと思います。プレーもそうですけど、どちらかといえば独身の時は、オラオラじゃないですけど、やったろみたいな感じだったんです。
子どもができてからは、プレーで相手がバーンって当たってきても、今までだったらやり返していたんですけど、それはやらなくなりましたね。怪我させたりしたらいかんなとか優しさじゃないですけど弱さが出てきていますね。いい意味で。

愛情深きプリンスの真相

―チームメイト特に外国籍選手から“プリンス”と呼び声が高い上田選手。
その理由に迫ると“ロマンチスト”な一面が明らかになる―

上田:しいたけ占いで、5月生まれでおうし座の人は、ロマンチストな人が多いって書いてあったんですよ。まさしく俺です(笑)

―と、本人も自負。2つのロマンチック要素を知ることができた―
★ロマンチック要素① →テラスハウス・バチェラー・あいのりなど恋愛番組がお好み
二宮:恋愛ものがお好きなんですか?
上田:好きですね(笑)自分やったらこうするのになとか、面白いじゃないですか。
二宮:奥様とはどのような恋愛の駆け引きを?
上田:そこは駆け引きないです(笑)
俺が、一目惚れしたんですよ!“いかなあかん”と思ってまず好きって言った。
二宮:その時奥様の反応は?
上田:え、はやっ!みたいな、ちょっとお互い知ろうってなって、そこからめちゃくちゃデートを詰め込みましたね(笑)とにかく僕の事知ってほしいと思ったので。

★ロマンチック要素② →雲や星が好き 
二宮:岩手でお気に入りの場所とかありますか?
上田:あります。岩山に4回くらい行っています。なんか、雪がファ〜って降っていて、ネオンが、バァ〜って見えて、「綺麗やな!」と思って癒されるんですよ。インスタでも空を撮ってアップするんですけど、伊藤良太に「イタイ、やめとけ」って言われて(笑)

―最後に、今シーズン熱い声援を送ってくれた皆様にメッセージを―
上田:誰も予期せぬ事態だったので、ホンマに残念という思いがあるんですけど、
それ以上にブースターさんやスポンサーさんが一番残念だと思うので、まずは申し訳ないなという気持ちです。でも、来シーズンも“見とけよ”という気持ちが一番強いので、
これからも応援よろしくお願いします。

※次回は、#6今井宏樹(いまい・ひろき)選手です。乞うご期待!