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二宮真佑子のブルズびいき
Vol.4“質実剛健、男気溢れるバスケットマン”今井宏樹#6

Vol.4“質実剛健、男気溢れるバスケットマン”今井宏樹#6

真っ直ぐで熱い気持ちがプレーにもにじみ出る今井選手。
ブルズ2年目となった今季は、チームとしても個人としても進化したと断言し、
今井選手自身は、今までのバスケットボール人生の中で一番の変化があったと話す。
どのような成長を遂げたのか、今シーズンのベストプレーとともに振り返る。
また、プライベートでは新米パパである今井選手の子育てぶりや理想の親子関係、
とてつもない酒豪話など、ロッキーのロックな素顔ものぞかせる。

今シーズンを振り返って「強」

―今シーズン29勝11敗と健闘し、終止符を打ったブルズ。
2年目の今井選手は、今季、チームの強さを実感する―
今井:今シーズンは、ただただ強かったです。まとまりがあるというか、誰が出ても強かったです。昨シーズンB3で無双していた同期の伊藤や古巣の埼玉で一緒だった上田とかが入ってきて、負けてられないなっていう気持ちもありました。だからこそ彼らと一緒にやったら絶対うまくいくってわかっていたので心強かったです。また、僕個人としても成長できた強くなれたっていう意味で“強”にしました。

―ブレない気持ちがチームの強さに―
今井:今回は、プレー面でもチーム面でも方向性が明確だったんです。夏に集まる時点でHCとACが提示した約束事があって、今シーズンだったらプレーでいえば、ディフェンスをしっかりやりましょうと。オフコートでも、チームとしての決まりが色々あって。それができていない選手は正直出られないとかできている選手は出られるとかっていう線引きがはっきりしていたので、チームがやらなくちゃいけないことがしっかりとわかっている状態でした。

―1つのボールと1つのリングを守るという信念のもとボールへの執着心は半端ない。
堅いディフェンスで相手の得点シーンをねじ伏せてきた今井選手だが、今シーズンは、攻撃面でも大きな変化を遂げたという―
今井:僕は、自分よりも点取れる選手がいたら、そっちが打った方が攻撃効率がいいんじゃないかって考えてしまうんですよね。だけど、シーズンの序盤にACの与那嶺さんに「点取れるんだから、もっとリングを見よう」って言ってもらって。翼さんとのワークアウトで、ドリブルをやめないでシュートにいく練習を今シーズンは意識してやっていましたね。

―東京CR戦では、その成果を発揮。この試合18得点を決める活躍をみせた―
今井:いつもは外国籍選手にパスしてダンクさせるんですよ。相手のディフェンスは、僕はパス出すって明らかに対策してきていて、ディフェンスは引いていたので判断していけました。ドリブルをやめないで状況判断するっていう練習をしていた成果がこれですね。
二宮:プレーの幅が広がったんですね。
今井:今までのバスケットボール人生で一番変わりました。中学、高校、大学、プロと、今シーズン半ばまでは、ずっとジャンプパスだったので。余裕も見え始めたというか、ドライブした時に相手を自分の感覚で見られるようになってパスのしやすさも変わったので、全然違います。

人生いつでも“崖っぷち”

―好きな言葉「崖っぷち」、プロになった今でも大切にしているこの言葉。
出会いは中学生の時だった―

今井:中学校の顧問の先生が言っていた言葉で、マイナスな事をしたらすぐに落っこちる、でも、プラスの事をすれば落っこちないみたいな単純ですけど、だから常にプラスの方向に持っていかないとダメなんだなっていう自分への戒めを込めて、この言葉を念頭においています。勉強面でも生活面でもそうでした。マイナスな事をすると大好きなバスケットができないとか、これまでも今もその言葉を思いながら生活していましたね。

夢見る親子関係とは

―1歳1ヶ月の娘の父親でもある今井選手。日々の子育てに奮闘しつつも、理想の親子関係を語ってくれた―
今井:もう常にかわいいです。最近は、親の行動をマネするようになりましたね。
おもちゃ箱に片す時とか、僕は、まとめてポイって投げるんですよ。それをマネして子供もぶん投げるっていうのはありますね(笑)そういうのもマネするんだって思ったら、物は投げちゃダメなんだよっていうのを行動で示すためにも置かなきゃいけないのかなっていうのは最近一番考えさせられましたね。
二宮:これから娘さんにとってどんなお父さんでありたいですか?
今井:友達っぽいお父さん。あんまり親子みたいな感じは好きじゃないんです。
ラフに話せる関係がいいなと思います。変な話、高校生とかになったら彼氏とかできたら言ってほしいし、相談とかもしてほしいし、無理でしょうけどね、そういう時期って多分、父親嫌いだから(笑)
二宮:願わくばそういう感じでありたい?
今井:ありたい。キモいって言われても、ブレずに!(笑)

とてつもない酒豪!?

―お酒好きの今井選手。シーズン中は、日曜の試合後に飲むお酒が楽しみだったという―
今井:今シーズンは勝つ頻度が多かったので、連勝して帰ってきてから、月曜日はオフなので家で飲んだりとかありました。
二宮:好きなお酒はなんですか
今井:ワインとハイボールが好きなんですよ、というかその方が太りづらいんです。でもいっぱい飲んだら意味ないですけどね(笑)
二宮:え、どれくらい飲むんですか?
今井:半端じゃないと思います。一人で、ワインだけでもボトルで5〜7本はいけます。ハイボールだと10杯〜15杯位は飲みますね。

―しかし、シーズンが途中で終わり、オフとなっている今は太りやすい体質を考慮して、お酒を我慢してダイエットに励む。その名もケトジェニックダイエット。現在、アスリートやスポーツ好きの中で流行っている食事法なんだとか―
今井:糖質一切ゼロで、脂質をたくさん摂るっていうダイエットです。シーズンが途中で終わってから(4月)13日までの間で、5キロくらい太ったんですよ。
だからやばいと思ってさすがに動けない分食事で痩せないとなって思って始めたんです。すでに、スタートした13日から1週間くらいで3キロくらい落ちましたね。
二宮:具体的にどのようなものを食べるんですか?
今井:肉、魚とか、糖質入っていないものだったらいいので。このダイエットのメリットが、空腹になりづらいんです。脂質だったらどれだけ食べてもいいので1食で肉300gとか食ったりしますね。葉物野菜もほうれん草、レタス、キャベツとか野菜炒めだとキャベツ半玉を使ったらお腹いっぱいになりますよ。

―最後に、今シーズン熱い声援を送ってくれた皆様にメッセージを―
今井:正直、誰にもコントロールできることじゃない異例の状況でなんともいえない気持ちではありますが、ただ、今シーズンもたくさんの人が、試合会場に足を運んでくれたので嬉しかったです。感謝の気持ちでしかないです。
来シーズンは、今シーズン以上の恩返しができればいいなと思っています。

※次回は、#99ジェフ・バンバ選手です。乞うご期待!