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二宮真佑子のブルズびいき
Vol.8“苦境を乗り越えて”鈴木友貴#12

Vol.8“苦境を乗り越えて”鈴木友貴#12

ブルズ4年目、今ではチームにとって欠かせないムードメーカーの鈴木選手。
去年、右膝のケガの手術を受け、復帰にむけてリハビリを積み重ねる1年だった。
当時の率直な心境や支えとなったある言葉、復帰までの道のりを語ってくれた。
また、鈴木選手の寂しがり屋の真相をチームの後輩が暴く!?

今シーズンを振り返って「復」

―昨季、シーズン終わりに右膝前十字靭帯を損傷し、手術を受けた鈴木選手―
鈴木:去年のちょうどこの時期に膝を怪我してしまって、今シーズン中には復帰と思っていたんですけどなかなか難しくて、結果的にできなかったんですけど。本当にとにかく復帰に向けて動いた1年でした。手術をしないっていう選択もあったんですけど、怪我する前のパフォーマンスには戻れないってお医者さんから言われて、手術を決めたんです。
辞めようという思いもあったんですけど、ブースターさんからたくさんメッセージをもらって、もう1回頑張ろうと思えたので本当に感謝しています。

―復帰を待ち望むブースターの力強いエールが鈴木選手の支えに―
鈴木:1番自分の中で印象に残っているのは、インスタグラムであるブースターさんが
手術した日からガンバ!!(1)、ガンバ!!(2)って毎日、応援のメッセージをあげてくれていて、手術後1日目、2日目、3日目って。今もありがたいことに続けて下さっていて今はもう340なんぼまできていて、本当にありがたいなと思います。

―リハビリでは、苦手な体幹トレーニングを重点に置き体のレベルアップを図った―
鈴木:福田TTがきてからは、体幹トレーニングを重点にやりましたね。あまりおもりを使わずに、自分の体重を自分でコントロールするような感じです。今まで体幹トレーニングはあまり好きじゃなくて、結構避けて逃げていた部分ではあったんです(笑)福田さんはすごく厳しいので、取り組めて良かったと思っています。走る時の感覚はだいぶ変わって、以前より走れている感じがします。

―鈴木選手と同年代の選手が多く揃った今季、チームの活躍はどう目に映ったのか―
鈴木:純粋に強かったなって思います。僕が来て4シーズン目、これまで結果が出ていないシーズンが続いていたので、そう意味でいうと、今までで一番強いなって思いました。誰が出てもバスケットのレベルが下がらない、変わらないのがすごいと思っていました。チームの連勝が続いていたので、嬉しい反面、やっぱり自分がプレーしたいなというか、コートの中にいたかったなっていう思いはありましたね。

―また、年齢が近いからこそ思いを言い合いチーム全体の士気が上がったと感じる―
鈴木:年齢が近い選手がたくさんいたので、今までのチームよりもコート内でも言い合っている部分がありました。いい意味で関係なく言い合えているというか、ミーティングでの話し合いも積み重ねていたので。オフコートでのコミュニケーションもご飯に行くことも多かったのでそういった部分もよかったなって思っています。

まるで兄弟愛!?溢れる上下関係

―プライベートでも選手とご飯やサウナ回りをするなど仲良しの鈴木選手。
特に一緒にいることが多いのは、2つ下の後輩、原田剛成選手だ―

二宮:原田さんと仲が良いと聞きました。
鈴木:気は合います。舎弟です(笑)僕の言うこと何でも聞きます。
いえ、嘘です。全然言うこと聞かないです、生意気です。これ書いといて下さい(笑)
二宮:生意気だな〜って思うところは例えばどんなところですか?
鈴木:全部です。言ったこと全部口答えするし、平気で無視するし、俺の電話を出ないんですよ。ラインも返さないし、電話も出ない。かけ直してもこない。

―口調はキツく感じるものの、原田選手をまるで弟のように慕う優しさを感じた。
そんな可愛がっている原田選手から、鈴木選手のあるタレコミをもらった―

二宮:鈴木選手は「寂しがり屋」なところがあると聞きました。
原田選手からの情報によりますと『一番寂しがり屋だと思うのは、ほとんど毎日連絡してきて何しよん?とかどこおる?って聞いてくるとこですかね(笑)一緒にいてもすぐ帰るなとか言いますよ(笑)』とのことですが。
鈴木:(爆笑)まぁ連絡は毎日とっていて、どこにいる?とかはあります。
でも、帰るなは言ってない。それはない!!あいつ、話盛っている(笑)
二宮:そうなんですね(笑)自分では寂しがり屋だって思う節はありますか?
鈴木:僕は、基本楽しいことが好きなので、一人より友達といる方が好きですね。
原田くらいなので暇をしているのは、原田かあとは中野広大かです(笑)
広大とは、トレーニングもしていました。今は、体育館とか使えなくなったのでできていないですけど。毎日、広大に体育館とってもらってほとんど朝は一緒にいましたね。
二宮:後輩と仲良いんですね。
鈴木:僕自身、先輩後輩あまり関係ないので、下から何か言われても特に何も感じないのでいいのかもしれないです。広大も生意気なんですけどね(笑)

◯◯との遭遇!

―岩手に来て5年。岩手の名所へはまだ行ったことのないとのことだが、自然豊かな岩手だからこその経験をしていた―
鈴木:僕は静かなところが好きなので、岩手は住みやすくて、僕にあっていますね。
岩手に来てどっかに行ったとかはないんですけど、山の中で熊に会ったことがあります。山の中にある滝を見に行った時に、車に戻ったら結構デカめの熊を発見したんです。どうしようかなって思ったけど、とりあえず車に乗って。そしたら熊がダァ〜って動いて、うわぁ〜と思ってハンドルきったら、山の斜面にバンってぶつかったんです。
二宮:焦っていたんですね。
鈴木:だいぶ、焦っていましたね。怖かった〜。

20代最後の年

―先月、29歳の誕生日を迎えたばかりの鈴木選手。インタビューをしたこの日、
チームスタッフによる温かいバースデーケーキが贈られた―

鈴木:ありがとうございます。頑張ります!
二宮:20代最後の年、抱負をお願いします。
鈴木:大人になります。もっと精神的にメンタル的に強くなります。

―さらに、奥様からのサプライズも。一文一文丁寧な字で綴られた愛の手紙。
スポーツ選手を支える妻として厳しくも温かい言葉がしたためられていた―

鈴木:手紙をもらったことがないので嬉しいです。
もっと頑張らないといけないなと思います。
いつも厳しいんですけど、このたまにの優しさが大きいです(笑)嬉しいです。

―最後に、今シーズン熱い声援を送ってくれた皆様にメッセージを―
鈴木:昨シーズンは、1回も試合に出られずに終わってしまったので、そんな中でも会場で温かく迎えてくださって、頑張れ、頑張ってくださいっていう声もたくさんいただいていたので、来シーズンはコートで成長した姿を見せられるように頑張りたいと思います。

※次回は、#15下山貴裕(しもやま・たかひろ)選手です。乞うご期待!