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二宮真佑子のブルズびいき
Vol.17“勇往邁進、挑戦が力を生む”川崎布美子MG

Vol.17“勇往邁進、挑戦が力を生む”川崎布美子MG

チームのマネージャー兼通訳を務めた川崎布美子さん。チャレンジ精神旺盛で農学部出身の農業女子、インストラクターの資格を活かしてエアロビを指導、語学留学で渡米など多彩な経歴の持ち主。2年前、チームに加わる際も向上心と行動力の高さに水野社長も即採用!好きなキャラクターはドラえもん。まさにドラえもんのように様々な引き出しを兼ね備え、思いやりと優しさをもってチームを支える。マネージャー業は初めてだったものの、自身が考え形にしてきた独自のサポートを見出す。
そのハツラツとした彼女の人柄に救われた選手やサポーターは数えきれない。

今シーズンを振り返って「仲」

川崎:仲間の仲を表しました。毎年シーズンごとにチームが団結するのはもちろんですけど、今年はより一層チームがまとまって1つになっているなって感じたし、その重要性を実感したシーズンでした。チームスタッフ同士の話し合いや選手間のやりとりも多かったので、私から見ても今シーズンはとくに団結力が高まったように感じたので、この漢字を選びました。

川崎流+αの対応

―川崎さんは、流暢な英語と素早いきめ細かな対応が評判だ。
外国人選手の同時通訳はもちろん、相手の気持ちを汲み取って言い換えることでよりスムーズなコミュニケーションを生み出す。さらに、選手の日常生活のサポートにおいても抜け目ない―

二宮:同時通訳の時にはどのようなことを意識していますか?
川崎:試合のタイムアウトは限られた時間なので、HCが日本語で言っていることを同じ時間内で英語で早く簡潔に伝えることを心がけています。後は、周りでパフォーマンスをしていただいていて音楽が流れているので、いつも以上に大きな声で伝えなきゃいけないっていうのは気をつけていますね。
二宮:選手の生活面においてのサポートはどのようなことを心がけていますか?
川崎:選手は基本的にバスケっていうお仕事をするために来ているわけだから、できるだけそういう生活に関することへの不安を失くしてあげられたらなって思います。外国人選手に関しては、周辺の環境が全く分からないので、そういうのをまとめたメモを作って、メールでいつでも見られるようにしていました。あとは証明写真を撮るとか、郵便物を出すとかそういった細かい部分も最初は案内して一緒にやります。日本は他の国に比べて手軽なんですよね。郵便物一つにしてもコンビニで出せるので、そういった部分で外国人選手も結構驚いたりします。

溢れるチャレンジ精神

―この2年ですっかりチームに欠かせない敏腕マネージャーとなったわけだが、
当初はバスケの知識もなく、マネージャー経験もゼロからのスタートだった。
川崎さんの強み、不撓不屈の精神で積み上げてきた努力の賜物なのだ―

川崎:戸惑いはなかったんですけど、バスケ経験者ではなかったので色々と大変なことはありました。たとえば最初のお仕事でトライアウトの時にタイマーを担当したんですけどそのタイマーすらもよくわからなくて。広報の菊池さんに教えてもらいながら覚えていきました。スコア書きもしたことなかったので手取り足取り教えてもらいながらと本を読んで勉強しました。私のプロフィールにも書いてある通り強みは「チャレンジ精神」なので不安というよりは、怖気づかないでまずはやってみようっていう感じでしたね。

―また、通訳の仕事も初挑戦。海外留学を経験し語学が堪能であったもののとにかくみようみまねの実践の繰り返しだった―

川崎:最初の1年目はバスケット用語が分からなかった部分がありましたし、
普通の会話の通訳とバスケット用語が加わった通訳って違うので結構大変でした。
二宮:通訳はどのように身につけていったんですか?
川崎:最初は、英語が堪能な久川選手がやっている通訳を聞いて、勉強していました。
聞いていて分からない単語や用語は調べたりしながら、少しずつ表現力を増やしていきましたね。人によって同じ意味でも表現の仕方が違ったりするんです。久川選手はこういう使い方をしているな、バンバ選手はこういう表現をしているなっていうのを聞いて、言葉の引き出しを増やして自分の使いたいようにしていった感じですね。
二宮:すごい!初めてのことでも本当動じないですね。
川崎:でも、やっぱり日本人なので違う言語を話す時って恥ずかしさはあるんですよね。
最初の方は、日本人選手や他のスタッフがいる前で英語を喋るっていうのは緊張しましたよ。でももう気付けば恥ずかしいのはの字もありませんでしたけど(笑)

―全てが初挑戦であったものの、異色の経歴を持つ川崎さんの色濃い人生経験こそがマネージャー業に活きていると実感した―

川崎:自分の経験で特に留学っていうところが大きく影響している部分が多いなって感じます。私も知らない国に1人で行って、わからないながらも全部手探りでやってきた経験があるので。初めて来る選手が何がわからなくて何を必要としているのかって、自分の経験上から考えて行動することができているかなって思います。色々な経験をしてきたからこそ、それを自分の引き出しとして使っている感じです。他にもビザの発行の仕方とか車で事故を起こした時とか、良くも悪くも実際に経験していないとわからないことも多いので(笑)そういった意味で色々な経験がマネージャー業務に活きているんだなって思いますね。

思い立ったら吉日

―話を聞けば、彼女の大胆な行動力にも度肝を抜かれた。ブルズに入社する前は、東京のフィットネスクラブでインストラクターをしていた川崎さん。店舗運営の仕事にも関わるようになり次第にプロスポーツの業界に興味を抱くようになった―

川崎:ダンスやヨガ、マーシャルアーツなど色々なスタジオレッスンを運営するスタジオを店舗化しようというプロジェクトに携わっていました。元日本チャンピオンやプロボクサーの方が副業としてレッスンの先生をやっていること多かったんです。そういう方たちとお話しする機会が多くなって、プロスポーツ業界に興味を持ちました。でもフィットネスとプロスポーツは同じスポーツでも全く違うカテゴリーなので、すぐに転職はできないなって思って。だから1回勉強をしようと思って留学を決めました。

―1度火がつけばまっしぐら。川崎さんはすぐさま渡米!アメリカの語学学校に通った後、大学院でスポーツマネジメントの勉学に励み約4年の海外生活を送った―

〇〇マニア!

―フットワークの軽い川崎さんの興味は幅広く、なおかつ凝り性であることから、とことんのめり込むタイプ。一つは韓国の男性アーティストグループBIGBANG

川崎:昔から大好きです!ダンスがかっこいいのと、奇抜なファッションが好きですね。
コンサートは韓国にも行きましたし、留学でアメリカにいた時は、ラスベガスのライブにも行きました。日本公演の時は1回だけじゃなくてその公演中に大阪、東京と同じ公演でも何度も行っていましたね!

―また、川崎さんが愛してやまないのは「箱根駅伝」。小学校から高校まで陸上を続けてきた川崎さんは、幼き頃から箱根駅伝のビデオ録画はお決まりだった―

川崎:小学校の時から陸上クラブに入っていたんですけど、それこそ私が小学生の時ってスラムダンクがすごい流行っていたんです。みんなで漫画を借りまわして読んでいました。だから中学校の時はバスケ部入る人が多かったです。
二宮:でも、川崎さんはバスケではなく陸上に進んだんですね。
川崎:っていうのも私、箱根駅伝がめちゃくちゃ好きで。オタクすぎるくらい(笑)
小学校の時から箱根駅伝をビデオで録画して何度も見ていました。
二宮:え、録画!?
川崎:はい(笑)走るのがもともと好きで陸上部に入ったのはあるんですけど、小、中学校の時は、ちゃんとした指導者がいなかった中でやっていたので、駅伝で走る一流選手の走りを見てどうやったらできるのかなって見ていました。この人の走りがかっこいいなって何度も見て真似してやっていました。

―最後に、今シーズン熱い声援を送ってくれた皆様にメッセージを―

川崎:今シーズンは途中で試合が終了してしまったんですけど、最後まで応援してくださってありがとうございます。今季は、チームがBリーグに入って以降1番勝ち星が多い結果だったので、見ているブースターの皆さんも楽しんでいただけたシーズンだったんじゃないかなと思います。ただ、やっぱりこういう悔しい結果になってしまったのは事実なので、皆さんには申し訳ない気持ちもたくさんあります。またこれを糧に引き続き来シーズン以降もチームは一丸となって頑張りますので応援よろしくお願い致します。

※次回は、RedCharmのYUKA/RENA/MAKOTOです。乞うご期待!